コーヒー、水、水、水、水、ビール・・・ただダベっているだけ

打ち合わせ

コーヒー、水、水、水、水、ビール、刺し身、おでん、ビール、はもの天ぷら、ビール・・・などが僕らの目の前を通過し、まあ、昼14時から話すこと8時間。

昨日、東京でクライアントとWeb構築の打ち合わせでした。
東京はものすごく暑かったですね。37.1℃だったよう。ぼくは終日室内に避難していたので、逆に体が冷え切ってしまいましたが。

打ち合わせの相手はクライアントといっても、半分同業者でたまに食事をする仲。だから会話の内容はさまざま。
ホームページや見込み客の導線の話、「橋本さんがいつも帽子をかぶってるのはなぜですか?」という質問に、それはね・・・と長々としょうもない理由を説明したり、橋本さんの場合はこういうワイシャツを着たほうがいいですよ。そうなんですね、この襟の形、一度着てみます!てな会話まで。

この打ち合わせの本題は、Web集客の方向性を決めること。
ホームページのコンテンツについては、他にはないサービスの違いを出せる印象だったのですが、問題はどう見込み客をWebに誘導してくるか、もしくは他のメディアへ落とし込めるかという点。

そもそも見込み客の問題意識が低いので、検索という自発的な行動に結びつきにくい。なので、ホームページ単体で見込み客を動かそうとするのは無理がある。だから、その前のステップになにかをカマす必要性があるんですよ。

要は、ホームページだけでは、ダンケネディの3Mであるマーケットとメディアの整合性が取れない状態。
見込み客はどこにいるのか?明らかにネットではないよね、という一致見解に。

「見込み客はどこにいるのか?」

これは、ホームページ構築やWeb集客の初期段階で必ず答えを出すべき質問です。なるべく早く低コストで濃い見込み客に接触できる方法を見つけるのは、特にリソース・予算の限られた会社にとっては命題。

ここを外すと、ワイキキビーチへ日本から革靴を売りに行くという愚行に出てしまいます。でも、これを堂々とやっている人は多いですよ。なんで売れないんだろう、そりゃ売れないよ。

話すこと数時間。集客動線のアイデアはいくつか出たものの、リソースと時間を考えると現実的な解決にならない。
なかなかコレといった集客動線のイメージがつかず、じゃあ、問題意識が低い層ではなく、意識の高い層でリーチできるメディアはなにか?に展開していく・・・。

ああでもない、こうでもない、これはどうだろう・・・と長々と話すうち、またちょっとした質問を繰り返すうちに、おぼろげながら輪郭が見えてきます。今回もビール、気づき、ビール、ビール、気づき、と、ああこういう視点はなかったかも、といった発見がありました。一見、ただダベっているようで、そういう意味のない会話にヒントが隠されていたりします。

要はなにを言いたいのかというと、
「とにかくなんでもいいから話そうよ」
ということ。

小さな会社の経営者さんやWeb担当者は、スタッフがせっせと本業を行っている間、また夜中にネットで検索しながら集客について調べたり、とひとりで悶々と考えることがあります。ぼく自身もあります。

ひとりの頭の容量なんてたかが知れてます。頭の中をぐるぐるぐるぐる堂々巡り。これではなかなか展開していきません。しかも、あなたはホームページやWebで飯を食ってる専門家ではありません。

話していくうちになにかが見えてくる。時間がかかるけど、それは近道になります。あなたもひとりで考えず、たまにはスタッフや第三者とダベってみてはいかがでしょう。